キャンプの朝ごはんは、ハンバーグをパンに挟むだけです
2026-08-28
キャンプの朝ごはんの記事を読むと、たいてい手が込んでいます。
ダッチオーブン、スキレット、ホットサンドメーカー、燻製。写真もきれいです。
うちは、ハンバーグをパンに挟むだけです。
朝は、マルシンハンバーグとパン
イワタニのホットプレートでマルシンハンバーグを焼いて、パンに挟む。
それだけです。
手が込んでいないことを、少し恥ずかしく思っていた時期もありました。でもいまは、これが正解だったと思っています。
凝った朝ごはんをやめた理由
朝に凝った料理を作ると、朝の時間が全部なくなります。
準備、火起こし、調理、そして洗い物。気づくと、テントの外を見ないまま午前が終わっています。
キャンプの朝に一番いいものは、朝そのものです。空気と、光と、鳥の声。料理はそれを味わうためのもので、料理のために朝があるわけではありませんでした。
手を抜いたのではなく、時間の使い先を変えた。そう思っています。
マルシンハンバーグを選んでいる理由
- 焼くだけでいい。下ごしらえが要りません
- 失敗しません
- 安い
- 70g×4枚入りなので、夫婦2人なら2泊ぶん
キャンプ飯の定番として昔からあるものですが、定番になるものには理由があります。
パンに挟むだけで、朝ごはんとして十分に成立します。夫婦2人で、5分もかかりません。
ただし、冷蔵品です
ひとつ注意点があります。マルシンハンバーグは冷蔵品です。常温で持ち歩けるものではありません。
つまり、クーラーボックスが前提になります。うちはコールマンのクーラーボックスに入れて持っていっています。
「常温保存できるレトルトのほうが楽では」と思われるかもしれません。実際そのとおりです。ただ、クーラーボックスはどうせ持っていくので、うちの場合はここが制約になっていません。飲みものを冷やすために、夏はまず間違いなく積んでいます。
逆に言うと、クーラーボックスを持たない身軽なキャンプをする方には向きません。そこは正直に書いておきます。
ホットプレートは、イワタニのカセットガス式
使っているのは、イワタニのカセットガス式のホットプレートです。
電源が要らないので、どこでも使えます。ポータブル電源を持っていますが、朝ごはんに電気は使いません。熱を出すものは電気を大きく食うので、そこはガスに任せています。
ガス缶1本は、朝ごはん10回ぶんくらい
正直に書くと、自分で計ったことはありません。体感は「けっこうもつ」で、足りなくて困った記憶がないという程度でした。
そこで、公表されている数字から計算してみました。うちで使っているのは焼き上手さんβプラスです。
| 項目 | 公表値 | |---|---| | 連続燃焼時間 | 約120分 | | ガス消費量 | 約152g/h | | 最大発熱量 | 2.1kW(1,800kcal/h) |
イワタニのカセットガスは1本250gなので、250 ÷ 152 = 約99分。公表の連続燃焼時間120分との差は、火力設定の違いだと思われます。
そこから、朝ごはん1回あたりの使用時間で割ってみます。
| 朝ごはん1回 | ガス缶1本で何回ぶん | |---|---| | 5分 | 約19〜24回 | | 10分 | 約9〜12回 | | 15分 | 約6〜8回 |
うちはハンバーグを焼くだけなので、1回10分もかかりません。つまりガス缶1本で、朝ごはん10回ぶんくらい。
これは夫婦2人で10泊ぶんにあたります。別の記事で「ポータブル電源1台で髪を乾かせるのが約10泊ぶん」と書きましたが、偶然、同じくらいの数字になりました。
「足りなくて困った記憶がない」のは、そういうことだったようです。1泊2日で1本使い切ることは、まずありません。
※これは公表値からの計算です。実測ではありません。次のキャンプで実際に数えて、ずれていたら追記します。 ※連続燃焼時間はβの公表値です。βプラスも同等とみられますが、購入前にご確認ください。
うちは12本組(CB-250-OR)をまとめて買っています。1本で朝ごはん約10回なら、12本で約120回。夫婦で120泊ぶんにあたります。年に10回キャンプに行くなら、数年は買わなくて済む計算です。
なお、ガス缶は必ず予備を持っていきます。足りなくて困ったことはありませんが、朝ごはんが作れない朝は、たぶんかなり気まずいので。
注意点をひとつ。カセットガスには、標準サイズ(250g)と小型のジュニアガス(120g)があります。焼き上手さんは250gのほうです。ジュニアガスは小型機器専用なので、間違えないようにしてください。上の計算も250g前提です。
コーヒーは、ドリップパックです
朝のコーヒーも、簡単です。
ドリップパックがほとんどです。豆を挽く道具は持っていますが、キャンプの朝に使うことは、あまりありません。
理由は朝ごはんと同じで、手順が増えると、朝が短くなるからです。
家では豆から淹れます。カルディのマイルドカルディを使っています。特別に個性の強い豆ではありませんが、だからこそ毎朝続きます。
「特別なときのコーヒー」ではなく「毎日のコーヒー」を選んでいます。
キャンプの朝は、そこからさらに一段簡単にして、ドリップパックにしています。
お湯だけは、こだわらないと決めた
正確に言うと、こだわるのをやめました。
湯温を測って、注ぎ方を練習して、という時期もありました。いまは、沸いたお湯をそのまま注いでいます。
外で飲むコーヒーは、それでおいしいです。
ついでに、夜のこと
朝の話を書いていて気づいたのですが、夜も同じくらい簡単でした。
ウイスキーを炭酸水で割って、ハイボールにして飲んでいます。それだけです。
使っているのは伊賀の天然水の強炭酸水で、箱で買っています。キャンプに何本か持っていって、残りは家で飲みます。
うちが買っているのは500ml×48本の箱です。中身だけで24リットル。重さは24kgあります。
米袋10kgの2倍以上です。これを店で買って車に積んで、家まで運んで、階段を上げる。やったことがある方なら分かると思います。
炭酸水は「ネットで買う価値がいちばん分かりやすい飲み物」だと思っています。中身は同じなのに、運ばなくていいだけで価値がある。うちが箱買いをネットで済ませている数少ないもののひとつが、これです。
強炭酸を選んでいるのは、氷で薄まっていくからです。キャンプの夜はゆっくり飲むので、弱い炭酸だと後半が水になります。
朝はコーヒー、夜はハイボール。どちらも、手順が少ないほうを選び続けた結果こうなりました。
伊賀の天然水 強炭酸水 500ml×48本
箱で買っている。氷で薄まるので強炭酸を選んでいる。
- 強炭酸なので氷で薄まっても後半まで水っぽくならない
- 500ml×48本で約24kg。運ばずに済むのが一番の価値
- 家でもキャンプでも消費する
- 48本ぶんの置き場所が要る
- 重いので届いた箱の移動が大変
朝ごはんに使っているもの
お買得マルシンハンバーグ 300g(70g×4)
焼いてパンに挟むだけ。夫婦2人で5分の朝ごはん。
- 焼くだけ。下ごしらえが要らない
- 70g×4枚で夫婦2人なら2泊ぶん
- 失敗しない
- 安い
- 冷蔵品なのでクーラーボックスが必要
- 定番すぎて目新しさはない
カセットガスホットプレート 焼き上手さんβプラス(CB-GHP-BPLS)
電源が要らない。朝ごはんはこれ一台で足りる。
- カセットガス式でどこでも使える
- 電気を使わないのでポータブル電源を温存できる
- ガス缶1本で朝ごはん約10回ぶん
- 風の影響は受ける
- プレートが4.5kgあり軽くはない
カセットガス オレンジ CB-250-OR 12本組
1本で朝ごはん約10回ぶん。12本組なら、しばらく買わなくていい。
- 250gの標準サイズでどこでも手に入る
- ホットプレートと同じメーカーで揃う
- 12本組なら1本あたりが安い
- 予備がないと朝ごはんが作れない
- 計算値であって実測ではない
- 12本ぶんの置き場所が要る
マイルドカルディ(豆)
特別ではない。だから毎朝続く。
- 豆のまま買える
- 価格が安定していて手に入りやすい
- 毎日飲んでも飽きない
- 突出した個性はない
- キャンプの朝はドリップパックに頼ってしまう
凝らない朝が、いちばん続く
道具を減らす話は、別の記事でも書きました。ポータブル電源を買った理由も、結局は「お風呂上がりに髪を乾かしたい」というだけの話でした。
うちのキャンプは、そういう方向に寄っています。
すごいことをしに行くのではなく、いつもの朝を、外でやる。
ハンバーグをパンに挟んで、ドリップパックのコーヒーを淹れて、椅子に座る。それだけの朝を、もう何年も繰り返しています。そして、飽きていません。
凝った朝ごはんは、たぶん何度かやったら満足してしまいます。続くのは、簡単なほうでした。
朝に使っている椅子や、コーヒーを飲みながら眺めているシェルターについては、別の記事に書いています。