ogawa ヒュッテレーベンを2年。雨の日だけは、使わないようにしています
2026-08-23
夫婦2人でキャンプに行くとき、いちばん時間を使うのが設営です。
ogawaのオーナーロッジ ヒュッテレーベンを2年使っています。ロッジ型のシェルターで、総重量は約19.6kg。数字だけ見れば、かなり重い部類です。
先に、いちばん大事なことを2つ書きます。
設営は、夫婦2人で20分。 ただし、雨の日は使わないようにしています。
設営は2人で20分。ロッジ型としては速いほうだと思う
ロッジ型のシェルターは「設営が大変」と言われます。スチールフレームを組む構造なので、ドーム型のように広げて立ち上げる、というわけにはいきません。
それでも、夫婦2人で20分です。
慣れの部分は当然あります。最初はもっとかかりました。ただ、2年経ったいまは、2人で分担すれば20分で立ちます。
19.6kgという重さを見て諦めかけている方には、「重さと設営時間は別の話です」とお伝えしておきます。重いのは事実ですが、それが設営の遅さに直結するわけではありませんでした。
なお、公式の推奨設営面積は9×9m以上です。設営時間より、サイトの広さのほうが制約になることがあります。予約のときに区画サイズを確認したほうがいいです。
雨の日を避けている理由が、公式スペックに書いてあった
2年使ってきて、雨の予報が出たら、このシェルターは持っていきません。
理由は素材です。このシェルターは側面にTC生地(ポリコットン)を使っています。TC生地は乾きが悪いので、濡らすと撤収後が大変になります。
そう思って使っていたのですが、あらためて公式のスペックを見たら、はっきり書いてありました。
| 部位 | 素材 | 耐水圧 | |---|---|---| | フライ | ポリエステル210d | 1,800mm | | 側面 | TC生地 | 350mm |
耐水圧の目安として、一般には「小雨で500mm、中くらいの雨で1,000mm、強い雨で1,500mm程度」と言われます。
側面の350mmは、その目安から見ると小雨でも心もとない数字です。
自分は感覚で「雨のときはやめておこう」と判断していましたが、スペックのほうが先に答えを出していました。カタログの数字は、たいてい読み飛ばされます。でもここは読む価値があります。
乾きが悪いことの、本当の意味
濡れて困るのは、現地ではありません。帰ってからです。
TC生地は乾きが遅いので、濡れたまま収納袋に入れて持ち帰ると、家で広げて乾かす作業が必要になります。集合住宅にお住まいなら、19.6kgのシェルターを広げて干せる場所があるかどうかが現実的な問題になります。
乾かしきらずにしまうと、次に開いたときに困ることになります。
「雨に弱い」というのは、正確には「雨のあとが大変」ということです。
そのかわり、焚き火には強い
ここがTC生地を選ぶ理由です。
ポリエステルだけの生地は、火の粉が当たると溶けて穴が開きます。TC生地は綿が混ざっているぶん、火の粉に強い。焚き火を近くでするなら、ここは大きな差になります。
別の記事で、10年着ているフリースに焚き火で穴が開いた話を書きました。フリースはポリエステルなので、こればかりは避けられません。
同じ「焚き火のそば」でも、生地によって結末が変わります。
- ポリエステル … 軽い、乾く、火の粉で穴が開く
- TC(ポリコットン) … 火の粉に強い、遮光性が高い、重い、乾かない
どちらが正解ということはありません。うちは「焚き火をする日はTC、雨の日はポリエステル」と、天気で使い分けています。
夫婦2人には、ちょうどいい大きさでした
正直に書くと、買う前は「2人には大きすぎるのでは」と思っていました。
使ってみたら、ちょうどよかったです。
公式でも「インナーテント装着時は大人2人がちょうどいっぱい」とされています。カタログどおりでした。
2人ぶんの荷物を中に入れて、椅子を出して、そのうえで窮屈さがない。雨や風を避けて中で過ごすことを考えると、このくらいの余裕は必要だと思います。
「2人だから小さいものでいい」と考えていた過去の自分に、そうでもないと伝えたいです。
こういう人には向いていると思います
- 夫婦や2人でキャンプに行く方。まさにこのサイズです
- 焚き火を近くでする方。TC生地の一番の価値がここです
- 設営を分担できる2人組。1人だと20分では立たないと思います
- 濡れたシェルターを乾かせる場所がある方
逆に、こういう方には向きません。
- ソロキャンプの方。大きすぎますし、1人での設営は現実的ではありません
- 雨でもキャンプに行く方。側面の耐水圧350mmは心もとないです
- 集合住宅で干す場所がない方。濡らしたときに詰みます
- 区画の狭いキャンプ場をよく使う方。9×9mが必要です
2年使って思うこと
天気を見て道具を選ぶようになりました。
これは面倒なことのようで、実は楽しい変化でした。「明日は雨だからこっち」と決めるところから、キャンプはもう始まっています。
万能な道具ではありません。でも、得意な日には本当に気持ちがいいシェルターです。
オーナーロッジ ヒュッテレーベン
夫婦2人にちょうどいい。ただし雨の日は持っていかない。
- 設営は2人で20分。ロッジ型としては速い
- TC生地なので焚き火に強い
- 大人2人でちょうどいい広さ
- 側面の耐水圧350mm。雨には向かない
- TC生地は乾きが悪く、撤収後に干す場所が要る
- 総重量19.6kg。推奨設営面積9×9m
天気で使い分けているもう一つのテントについては、別の記事に書きます。