デナリジャケットを10年。焚き火で穴が開いても、まだ買い替えていない
2026-08-22
先に、いちばん正直なところから書きます。
このジャケット、街には着ていきません。家でも着ません。
キャンプでしか着ていない。それでも10年、買い替えていません。
10年で、焚き火の穴が少し
焚き火のそばで着ています。当然のように、穴が開いています。
フリースはポリエステルなので、火の粉が触れると溶けて穴が開きます。これは素材の性質なので、避けようがありません。「火に強いフリース」というものは、基本的に存在しません。
ただ、10年焚き火のそばで着て、開いたのは「少し」です。
正直、もっとひどいことになると思っていました。毎回のように焚き火をして、10年です。それでこの程度なら、自分は十分だと思っています。
穴が気になる方は、焚き火のときだけ別の上着にするか、綿やウールを選んでください。綿やウールなら焦げるだけで済みます。ただし、暖かさと軽さではフリースに敵いません。どちらかは諦めることになります。
気温10度くらいが、ちょうどいい
着る目安は10度前後です。
春や秋のキャンプ、それから夏の高原の朝晩。このあたりが一番出番があります。
真冬にこれ1枚では寒いです。中に着るか、上に羽織るものが要ります。「冬用の暖かいジャケット」を探している方は、たぶんこれではありません。
逆に言うと、日本のキャンプで一番よく使う温度帯がここなので、結果として着る回数は多くなります。
街では着ていません。正直に書きます
レビュー記事だと、たいてい「街でも着られるから、実質お得」と書かれます。
うちは着ていません。
デザインが悪いわけではありません。ただ、焚き火の匂いがつくものを普段着にはしていないというだけの話です。家でも着ていません。
なので、「街でも着回せるから元が取れる」という理由でこれを勧めることは、自分にはできません。
そのうえで、次の数字を見てください。
キャンプ専用で、1回あたりいくらか
キャンプにしか着ていないので、行った回数ぶんしか着ていません。そのうえでの計算です。
| 年間のキャンプ回数 | 10年間の着用回数 | 1回あたり | |---|---|---| | 年5回 | 50回 | 500円 | | 年10回 | 100回 | 250円 | | 年15回 | 150回 | 167円 | | 年20回 | 200回 | 125円 |
そして、買い替えを前提にした場合と比べるとこうなります。
| | 10年間の合計 | 買い替え回数 | |---|---|---| | 量販店の4,000円クラス(2年ごと) | 20,000円 | 5回 | | 中間の8,000円クラス(3年ごと) | 26,667円 | 3.3回 | | デナリジャケット | 25,000円 | 0回 |
つまり、「高いフリース」ではなく「8,000円クラスと同じ金額で、10年買い替えなくていいフリース」でした。
安いフリースが悪いわけではありません。ただ、買い替えのたびに選び直す手間と、そのつど届く段ボールと、捨てる古着を考えると、自分は1着で10年のほうが好きです。
夫婦2人とも、同じものを着ています
うちは夫婦2人とも、デナリジャケットです。
- 夫:グレー系
- 妻:ブラウン系
どちらもフードなしのジャケットタイプです。
10年着て、いまも2人とも着ている。これが自分にとっての、いちばん正直な評価だと思っています。もし1年で「やっぱりダメだ」と思っていたら、2着目は買っていません。
こういう人には向いていると思います
- キャンプの回数が多い方。年10回以上なら、1回あたり250円を切ります
- 買い替えが面倒な方。10年、選び直さずに済みます
- 春・秋・夏の高原で使う方。10度前後が本領です
逆に、こういう方には向きません。
- 年に1〜2回しか行かない方。1回あたりのコストが高くなりすぎます
- 真冬のキャンプがメインの方。1枚では足りません
- 焚き火に絶対穴を開けたくない方。フリースである以上、いつか開きます
- 街でも着回して元を取りたい方。うちは着ていないので、そこは保証できません
10年経って思うこと
穴が開いています。それでも捨てていません。
道具の良し悪しは、買った直後の満足感ではなく、10年後にまだ手元にあるかどうかで決まるのだと思います。その意味では、これは良い買い物でした。
次に買い替えるときも、たぶん同じものを買います。
デナリジャケット(フードなし)
10年着て、焚き火の穴が少し。それでも買い替えていない。
- 10年もった。買い替え0回
- 10度前後がちょうどいい
- 夫婦2人とも同じものを着ている
- 焚き火の火の粉で穴が開く(フリースの宿命)
- 真冬は1枚では寒い
- 匂いがつくので街では着ていない
同じくキャンプで10年近く履いているサンダルについても、別の記事に書きます。