Jackery 1000 New で、夫婦2人が10泊ぶん髪を乾かせる話
2026-08-21
キャンプに電源を持っていくかどうか。迷った理由は、たったひとつでした。
お風呂上がりに、髪を乾かしたい。
それだけです。夫婦でキャンプに行くと、必ずお風呂に入ります。そのあとドライヤーとヘアアイロンを使いたい。でも、電源のないサイトではどうにもなりません。
そこで買ったのが、Jackeryのポータブル電源 1000 New(JE-1000D)です。
結論から書きます
満充電のJackery 1000 Newで、夫婦2人が約10泊ぶん、髪を乾かせます。 ドライヤーは強モードのまま。弱にする必要はありませんでした。
3泊4日のキャンプでも、余裕があります。
実際に動かしたもの
夫婦2人のキャンプで、これまでに動かしたものです。
- ドライヤー(強モードのまま問題なし)
- ヘアアイロン
- ノートパソコン
- スマートフォンの充電
- 扇風機(HAGOOGI)
- ストリングライト(ベアボーンズ)
「1,500W対応」と書かれていても、本当にドライヤーが最後まで使えるのかは、使ってみるまで分かりません。結論としては、風量を落とすことなく、そのまま使えています。
ヘアアイロンも同じです。妻が家と同じように使えています。
ドライヤー1回で、どれくらい減るのか
ここが、いちばん知りたかったところだと思います。
1回使って、減ったのは約5%でした。
このモデルの容量は1,070Whなので、5%は約53Whです。そこから逆算すると、こうなります。
| ドライヤーの設定 | 使える時間の目安 | |---|---| | 強(1,200W前後) | 約2.7分 | | 中(900W前後) | 約3.6分 | | 弱・温風(600W前後) | 約5.4分 |
そして、回数に直すとこうです。
- 1人あたり、満充電から約20回
- 夫婦2人で1泊あたり10%。つまり満充電で約10泊ぶん
3泊4日なら、髪を乾かすだけなら30%ほど。残り7割で、照明もスマホも扇風機もまかなえます。
※この数字は「1回で約5%」という自分の感覚からの計算です。次のキャンプで実測して、ずれていたらこの記事に追記します。
照明と扇風機だけなら、何日もつのか
参考までに、他の使い方も計算しました。変換ロスを1割見込んでいます。
| 使うもの | 消費電力 | 使える時間の目安 | |---|---|---| | ベアボーンズのストリングライト(LOW) | 1.2W | 約800時間 | | ベアボーンズのストリングライト(HIGH) | 4.8W | 約200時間 | | HAGOOGIの扇風機(弱) | 約5W | 約190時間 | | スマートフォンの充電 | 約18Wh/回 | 約53回 | | ノートパソコン | 約45W | 約21時間 |
照明と扇風機だけなら、1週間まったく困りません。
電気を大きく使うのは、結局のところ「熱を出すもの」です。ドライヤー、ヘアアイロン、ケトル。逆に、光るものと風を送るものは、驚くほど電気を使いません。
つまりこの電源の容量は、ほぼ「髪のため」にあります。
10.8kgを「軽い」と書くべきか
正直に書きます。このモデルは10.8kgあります。米袋10kgとほぼ同じ重さです。
数字だけ見れば、軽くはありません。
ただ、自分も妻も、片手で持てました。重いと感じたことは、二人ともありません。取っ手の形が良いのだと思います。
もちろん個人差はあると思うので、断言はしません。ただ「10.8kg」という数字を見て諦めかけている方には、実際には二人とも片手で運べているとお伝えしておきます。
サイズは327×224×247mm。段ボール1箱ぶんくらいの場所を取ります。車が小さい方は、重さより置き場所のほうが問題になるかもしれません。
1年半使って、よくなかったところ
正直に言うと、ありません。
不満をひねり出そうとしても出てきませんでした。壊れていませんし、使いたいときに使えなかったこともありません。
ただ、これは「1年半では、まだ分からない」という意味でもあります。バッテリーは4,000サイクルで容量の70%を保つとされていますが、それが本当かどうかは10年経たないと分かりません。
3年目、5年目に、この記事に追記します。そのときになって初めて「よくなかったところ」が書けるかもしれません。
防災を考えるなら、1000は最低ラインだと思う
買ってから気づいたことがあります。この電源は、キャンプの道具であると同時に、防災の備えでもあるということです。
そして防災の目線で考えると、容量は1000Wh前後が最低ラインだと思っています。
理由は、さきほどの数字がそのまま使えるからです。
- スマートフォンの充電:約53回ぶん
- ストリングライト:LOWなら約800時間(1か月つけっぱなしにできる計算)
- 扇風機:約190時間
停電したときに本当に困るのは、連絡手段と、明かりと、夏なら暑さです。この3つなら、1,070Whで数日は持ちこたえられます。
これが500Whだと半分になります。家族2人で数日を考えると、心もとない。「キャンプにはやや大きいくらい」が、防災ではちょうどいいというのが、使ってみての実感です。
なお、うちはまだ停電を経験していません。買ってから1年半、この電源が防災用として活躍する場面は一度も来ていません。
来ないほうがいい、と思っています。
正直に書くと、ソーラーパネルはまだ買っていません
もうひとつ思っているのは、防災用に持つなら、ソーラーパネルもセットで考えたほうがいいということです。
電源だけを備えても、中身を使い切ったら、ただの重い箱になります。停電が長引けば、コンセントからは充電できません。太陽から入れられる手段があるかどうかで、備えの意味がまったく変わってきます。
そう分かっていながら、うちにはまだソーラーパネルがありません。
これは自分の備えの穴だと思っています。電源を買った時点で少し安心してしまって、そこで止まっていました。この記事を書きながら、あらためて「買わないとな」と思っているところです。
買っていないものを、おすすめとして並べることはしません。買って、実際に使って、どれくらいの時間で充電できたかを測れたら、この記事に追記します。
こういう人には向いていると思います
- 夫婦やご家族でキャンプに行く方。1人ぶんなら、もっと小さいモデルで足ります
- お風呂上がりに髪を乾かしたい方。ここが満たせると、泊まれる場所が一気に増えます
- 3泊以上する方。1泊なら、ここまでの容量は要りません
- 防災の備えも兼ねたい方。1000Whは、キャンプにはやや大きく、防災にはちょうどいい
逆に、年に1〜2回しか行かない方や、ソロキャンプの方には大きすぎると思います。容量が余ります。
買ってから変わったこと
お風呂上がりに、髪を乾かせるようになりました。
書いてしまえば、それだけです。劇的な変化ではありません。
でも、この一点が満たせなかったから、行ける場所が限られていました。いまは電源のないサイトでも、夏でも、泊まれます。選べる場所が増えたぶん、キャンプに行く回数そのものが増えました。
道具を買って生活が変わるというのは、たぶんこういう地味なことなのだと思います。
ポータブル電源 1000 New (JE-1000D)
ドライヤーが強モードで使える。夫婦2人なら10泊ぶん。
- ドライヤー1回で約5%しか減らない
- 3泊4日でも余裕がある
- 防災の備えとしても1000Whは心強い
- 10.8kg。自分は片手で持てたが人を選ぶ
- 段ボール1箱ぶんの置き場所を取る
同じキャンプで使っている扇風機とストリングライトについては、別の記事に書きます。